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よけいなことはいいません よけいなことをするだけだ
<毎週水曜更新・ときどき日曜版も>
石井桃子さんは100年かけてやりたいことをすべてやった・喫茶どんぐり・バイバイユザワヤ・世界のソニーのごみ箱からマリオがピョーン!・結局雨が降る・あいつの口笛
水曜レポート | 23:59 | author: れい | satourei.com
いままで、水曜日から火曜日までのことを、翌日の水曜日に書く、ということだったんですけど、それではなかなか書くのがつらいところもあり・・・。
月曜から日曜までのことを、翌週の水曜日に載せることにします。
なので、今回は、先週の水曜から日曜までのことを書きます。
といいながら、これを書いてアップしているのは、もう土曜なのですが・・・。


おしるこ。
ぼたちゃんがつくった、あんこ。



かぶ。



うぐいすきなこで、おもち。




26日、めざましテレビが途中、オリンピック中継になっていたので、日本テレビのズームインSUPERにしてみた。
そして。西尾由佳里さんがすごく好きだということをあらためて知った、そんな朝・・・。
風が気持ちいい朝だった。
メラコイデスさんは、風が強いと、ときどき倒れちゃう。この日は、おうちに入れてあげた。

漫画を描いた。「ははかえる」「いぬたにゆたかさん」「みなしごナッツ」「おかあさんがいっぱい!」。
ホームページの右上の「もりのかいぎ http://satourei.com」というバナーを最近やめて、レインの絵にしていたんですけど・・・涙を流しているのがかわいそうだった。
だから、涙をふいてあげた。
「わぁ!」




午後、ユザワヤに行った。
曇天の夕暮れだった。そうだ、小雨が降っていたんだ。
吉祥寺ユザワヤは、駅ビルでの営業を2月いっぱいで終了、4月にリニューアルする丸井吉祥寺店内にお引っ越しする。
だから、この日も、もう商品が半分ぐらいなかった。
「SUGAR ZINE #0」に使うピンクの紙と、漫画やいろんなことに使っているHi-TECのボールペン(0.3mmと0.4mm)、それからかわいい消しゴムを2つ買った。



帰り道、古本屋の「よみた屋」で、外にある100円ワゴンの本を、調子にのって5冊も買ってしまった・・・。
昭和29年の「お客さまにも出せる洋風の一品料理」、昭和31年の「温かい冬の家庭料理」、小林信彦「喜劇人に花束を」、永六輔「タレントその世界」、清水きん「夫 山本周五郎」。
でも、いまだに何も読んでいない・・・。
よみた屋の店員の女の人は、はきはきして元気だった。
レシートには、「おじいさんの本、買います」。




図書館で借りたセロニアス・モンクの「ストレイト・ノー・チェイサー」が、流れていた。




27日は、朝7時ぐらいに部屋を出て、東京駅へ行った。
夜どおし降っていた雨は、やまない。
「ap factory」という、am pmが営業しているコピーサービスとかのお店で、「SUGAR ZINE #0」の印刷をしに行ったのだった。
でも、ホームページを見ると朝早くから夜遅くまでやっているはずだったのに、行ってみたら土曜日は10時からだった・・・。
そして悲しくなりながら、なんとか時間をつぶして、大崎の美容外科へ行った。この日は注射の日だったのです。
しかし、その後、また東京駅まで行く元気はなく、帰宅したのだった。
いつになったら、「SUGAR ZINE #0」は完成するのだろうか・・・。
裏表を同じ紙でとか、持ち込みの紙でとかは、なかなか印刷できるところはないんです。


28日には、大阪から東京に来ていたナッツちゃんに会った!
吉祥寺駅で久し振りにナッツちゃんに会って、最近できた「満ぷく軒」というお店で、お昼ごはんを食べた。
れいはハンバーグ、ナッツちゃんはカレー。
ちっちゃいけど、満ぷくになった!



トランとノエルちゃんから、ちっちゃいけど40円のチョコレートをナッツちゃんにプレゼントしていた。
 


れいが、ナッツちゃんとどんな話をするかというと、たとえばこんな話です。
「トランって、れいのおじいちゃんに似ているって話したっけ?
 トランは3歳児なのに、おじいちゃんに似ているなんて、おかしいね!って、トランと話していたら、すごいことを発見したんだ!
 『さんさいじ』を下から読んでみて!
 『じいさんさ』だったんだ!
 わぁ!」


そして、井の頭線に乗って、明大前で京王線に乗り換えて、芦花公園駅に行った。
世田谷文学館というところで開催中の「石井桃子展」を観に行きたかったのだ。



石井桃子さんは、「くまのプーさん」や「ピーターラビット」や「うさこちゃん」の翻訳をしたりした、素敵な人です。
2、3年前に、102歳で天使になりました。
実は、お名前ぐらいしか知らなかったけれど、展覧会を観て、その面白いお人柄にとっても惹かれて、すごく元気になりました!
石井桃子さんは、100年かけて、やりたいことをすべてやった。
そんな感じの人でした。



世田谷文学館にある「喫茶どんぐり」も、素敵なところでした。
いつのまにか雨はやんでいて、光がとても明るかった。
それはまるで、石井桃子さんのいる天国からの光のようでした。
石井桃子さんは、おうちにお客さんが来たときに、フルーツケーキと紅茶をお出ししたそうで、喫茶どんぐりでは、そのセットがありました。
ピーターラビットのティーパックは、お店でおかわりするならここでお湯を入れてくれて、でも持って帰ってもいいよ、というものでした。
とっても優しい空間でした。



CDプレーヤーの上には、キウイ太郎(たぶんそういうお名前)たちが座っていました。



そのうしろには、ゴジラが・・・!
いがいと、ちっちゃい!



ジャズが流れていた。
今年は、いっぱいジャズのCDを買いたいなと思った。



文学館の外にはお池があって、鯉が泳いでいた。
金色の鯉もいた。







芦花公園駅に帰るときに、さっきも気になった、美容室の前の金魚を写真に撮らせてもらいました。
雨上がりの空気の中、お水が涼しげでした。
でもカメラを向けたから、ごはんをもらえるのかと思わせてしまったのか、こちらを見上げさせてしまいました。
ごめんなさい・・・。
それとも、宗介に恋したポニョみたいに、れいに恋したのかもと思ったら、もっと反省した。



ナッツちゃんは午後5時過ぎの新幹線に乗るために、そのまま、すぐお別れになった。
ちょっとしか一緒にいられなかったけど、楽しかった。
ナッツちゃんには、職場のごみ箱に捨ててあったところを救出した、「Dot's」をもらった!
テレビゲームをまったくといっていいほどやったことがないナッツちゃんが、隣の席の人に聴きながら何とか復元させたマリオたち・・・。
ノコノコであるところを、ナッツちゃんは最初、クッパだと思ったらしい。
わぁ!




そのあと、世田谷文学館に傘を忘れてきたことに気付いたりしながら、吉祥寺でまた調子に乗って、お金がないのにも関わらず、中古CDを3枚も買ってしまった・・・。
でも、ものすごく久し振りにCDを買った。

大橋のぞみちゃんの「ノンちゃん雲に乗る」。
表題曲の「ノンちゃん雲に乗る」は、石井桃子さんのデビュー作のおはなし「ノンちゃん雲に乗る」とその映画をイメージしてつくられた歌です。
ほかには、「さんぽ」や「草原のマルコ」や「ミミちゃんとパンダコパンダ」といった宮崎・高畑コンビの作品の歌や、それから「大きな古時計」とか「黒ネコのタンゴ」といった子供らしいかわいい歌、そして「きょうの日はさようなら」や「思い出のアルバム」といった歌も入っています。
のんちゃんの気持ちを歌った「ケータイがほしい!」も、どの歌も、アレンジとかがすごく楽しくて、のんちゃんの歌声は、ちょっと調子っぱずれで、でもすごく素敵で元気になります。
もちろん、最後に収録されているポニョの歌も。




井上陽水さんの「カシス」は、前からほしかったアルバム。
「決められたリズム」とか「森花処女林」とか、すごくいい。
「結局 雨が降る」っていう歌がすごくお気に入りで、何度も聴いているのだった。
きっとずっと昔から、陽水さんは、みんなと少しずれた場所にいながら、絶妙の言葉とメロディを紡ぎ、歌いながら不適に笑っている。
晩年の高田渡さんに思ったのと同じく、井上陽水もジャズだと思った。
音楽様式としてのジャズではなく、音楽の面白さのルーツという意味で、やみくもに「これはジャズだ」と思った。

 明日からサタディ Good Night
 正直にはため息
 強気な風がこだまになって
 そのうち 雨が降る

 あこがれはメモリー 絶対
 もうひとつが雨だれ
 ようやく君が嫌いになって
 今日から 雨が降る

  粋な言葉で Good Bye
  あじな恋にも Bye Bye
  街の騒ぎに浮かれて
  思いがけずに

 大きな木がそびえて立って
 どうにかなる ならない
 中央線がみだらになって
 突然 雨が降る

  粋な言葉で Good Bye
  あじな恋にも Bye Bye
  街の騒ぎに浮かれて
  思いがけずに

 真面目なら裸になって
 19になる直前
 勇気を持って大人になって
 そのうち 雨が降る
 結局 雨が降る
 もうじき 雨が降る





清志郎さんの「夢助」は、生きていたときの最後のアルバム。
れいも大好きなブルース・ブラザースのスティーブ・クロッパーがプロデューサー。2人はとってもなかよしだ。
「激しい雨」も「誇り高く生きよう」も、みんなみんな好きだ。
ブルーズが、ロックンロールが、そこにあるのだけど、歌われるその簡単な言葉が(それは清志郎さんが天使になったからかもしれないけど)すごく身に沁みる。
その瞬間、自分も清志郎さんもそして誰もかも、生きているとか死んでいるとかそんなことは超えたところで繋がっていることを感じるんだ。つらいときほど。
しかし、そして、最後の最後に、まるで幽玄のようにひとつの歌が流れるのだった。
清志郎さんがウクレレを弾いて、細野晴臣さんが作曲と「ん〜ん〜」というコーラス、そしてスティーブ・クロッパーが口笛を吹く。
深く沈んでいたとき、ぼくはこの歌が届けた光に照らされた。

 あいつの口笛が どこからか聞こえる
 かすれた口笛が 君にも聞こえるだろう

 自転車を盗まれ うちひしがれている時
 どこからかあいつが やって来てくれた

  口笛吹きながら 長い影を連れて
  なつかしい笑顔の 古い友達さ

 遠い旅の途中で ふと立ちどまるとき
 かすれた口笛が 聞こえた気がしたんだ
 
  オレンジ色の風が 青い朝の道を
  ゆっくりと走り出す 旅はどこまでも

  オレンジ色の風が 青い朝の道を
  ゆっくりと走り出す 旅はどこまでも





そうして、ぼくは、3枚のCDを何度も何度も聴いていた。
でも、次の日から、これを書いている日曜まで、一週間、ひどい状態だった。
音楽を聴いて元気になっていた瞬間は、束の間の幸福だったのだろうか。そこから地続きで前向きでいられなかったのは、自分が怠惰だからなのか。
でも、いままた、ぼくは生きている。生かされている。
これからも、人生はその繰り返しかもしれない。
だけど、少しずつゆっくりでも前に進みたい。
ぼくは、最近、どうしていいのかほんとうにわからなくなってしまったのです。
でも、どうにか、飛び出せる気もするのです。
いつも見守ってくれている人たち、そして会ったことのない人も疎遠になった人も、すべての人に感謝です。
水曜レポート | 23:59 | author: れい | satourei.com
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